2011年5月22日日曜日

夜、自室の布団で

夜、自室の布団で眠ろうとしているのだが、なかなか寝付けずにいる。
横になったまま左を見やると、押入れの戸が半開きになっていることに気付く。真っ暗で中を窺うことはできないが、奥からガタゴト物音が聞こえてくる。
押入れの奥は隣室との壁になっているので、となりの住人が片付けでもしているのだろうと思い私は目を閉じる。

しかし物音は次第に「ガタゴト」から「ズズズ」という、何かを引きずるようなものに変わっていき、自分の方へ近づいてくる。
恐怖を感じながらも目を閉じたままでいたが、突然がしりと腕を掴まれた。
飛び起きてみると押入れから黒い腕が長く伸びて私の左腕を掴んでいる。振り払おうとすればするほど掴む力は強くなり、今にも腕が折れてしまいそうだ。
私は声をあげようとするが、喉の奥で息が詰まり声にならない。

暗転

中世ヨーロッパの宮殿の中。老画家が女王の肖像画を披露している。
女王は老画家に心酔しているようで、感嘆の声をあげて跪く。
老画家が近くの衛兵に目配せをしたその時、扉が開き若い男が数人の衛兵に連行されてくる。男は何事か叫んでいるのだが私には聞き取ることができない。
絞首台が用意され、あっという間に男は吊るされてしまう。

(2011/05/21 夜)

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